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Ⅰ. 概要
リーディングセミナーでは、近年、⼤学界隈において話題の、⾼校⽣向けに書かれた(または⾼校⽣にも考えて欲しい)、新書や⽂庫を1冊、取り上げ、参加者で読書体験を共有します。
今回は、松本俊彦『誰がために医師はいる:クスリとヒトの現代論』(みすず書房、2021)を取り上げます。「嗜癖障害臨床の最前線で怒り、挑み、闘いつづけてきた精神科医の半生記」です(嗜癖(しへき、英: addiction、アディクション)、神経心理学的な障害を指します)。深い悩みを抱える患者に対して、医師にできることは何でしょうか。著者は、患者に寄り添い、患者を支える一方で、「誰か」に依存できる社会を作ることを訴えます。一緒に医師という職業が社会で果たす役割について考えてみましょう。
- 図書は各自、書店や図書館で入手して下さい
- 事前課題にお答え下さい(以下参照)
1. 日時
- 2026年3月21日(土) 13:00-17:00
2. 事前課題
- 提出先:Google Form
- 開催日前日(3月20日(金・祝日)23時59分)までに、課題に答えてください
- 当日は、事前課題をもとに、参加者で議論し、紹介文を作成します
3. 会場(対面参加者)
- 金沢大学 角間キャンパス
- 総合教育講義棟 A2講義室
- Google Map
- 公共交通機関(via 北陸鉄道バス)
- バス停(乗り口)
- 金沢駅兼六園口(東口)8番乗り場発 93・94・97金沢大学行き(兼六園下経由)
- バス停(下車):金沢大学中央バス停
- 中央図書館まで徒歩約5分
- 時刻表(北陸鉄道バス 公式サイト)
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金沢大学行き/金沢駅行き
- 開催日(3月21日)は「学期休み期間」です。時刻表を参照する際にご注意下さい
-
金沢大学行き/金沢駅行き
- バス停(乗り口)
土曜日開催のため、講義棟1階、2階の玄関自動扉の開閉時間は12:45~13:15に限っています。何かありましたら、kariyach@staff.kanazawa-u.ac.jpまでメール下さい



服装の指定はありません。暖かい服装でお越し下さい
4. Zoom(オンライン参加者)
- 接続方法:ZOOM URL
- 接続情報は、Google フォームに登録されたメールアドレスに、当日午前中にお送りします
- メールが届かない場合は、下記の連絡先にお問い合わせください
少人数のグループワークです。できるだけビデオオンでご参加下さい
Ⅱ. 配布資料
リーディングセミナーの開催当日正午を目処に公開します
Ⅲ. セミナー後アンケート
- 提出先:Google Forms
- セミナーの翌日(3月22日(日)23時59分)までに回答下さい
Ⅳ. 連絡先
- 担当講師(苅谷):
- メールアドレス:kariyach@staff.kanazawa-u.ac.jp
- 研究室直通:076-264-5814(セミナー開催中は会場にいるため対応できません)
- 入試課:076-264-6082(平日開催の場合のみ対応できます )
- 当日、体調不良などで急きょ、参加できなくなった場合は、簡単で結構ですので、上記のメールアドレスに連絡下さい
Ⅴ. 紹介文
対面
薬物依存症患者と言われたら、どのような外見を思い浮かべるだろうか。きっと多くの人々は醜い姿を想像したはずだ。本書を読めば、その常識は覆ると断言しよう。 著者が精神疾患をもつ患者と関わっていく上で、著者自身の患者に対する接し方や考えの変化が読みどころである。 不本意に依存症専門病院への赴任を命じられた著者は、少年矯正の世界を垣間見る体験を転期とし、薬物依存患者に真剣に向き合うことを決意した。その中で「生き延びるため」に依存を求める患者も存在したことから、著者は、薬物依存は「犯罪」ではなく、「病気」と考えるようになった。薬物依存という病気に苦しむ者を本当に救う法はあるだろうか。
オンライン
本書は薬物使用についての医療の在り方や医師の本当の役割を問い直す作品である。 「医師とは誰のために存在するのか」という問いから始まり、薬物に依存する若者の孤立する状況に一人一人の人生、尊厳にどのように向き合うべきかが主張されている。さらには精神医療に対する社会の誤解や偏見にも触れられており、日常に即した具体的な視点が豊富に示されている。 さて、皆さんは依存性と聞くとどういうイメージを想像するだろうか?ほとんどの人は中毒性のある危険なものだと考えるかもしれない。だが、実際その背景には様々な体験や苦労があった。 本書では、依存症の背景にある家庭環境や人間関係、社会からの孤立といった要因が丁寧に描かれている。さらに、医療とは「治すこと」だけではなく、「支えること」であるという視点を提示している。そして、その視点から、患者からの体験を異なる角度から見ることで、見える傷の背後には見えない傷があるということを実感することができる。
Ⅵ. その他
- このプログラムは金沢大学KUGS高大接続プログラム(大学での学び)の対象です
- 特別入試に興味がある方は公式サイトをご覧下さい