

![]()
Ⅰ. 概要
リーディングセミナーでは、近年、⼤学界隈において話題の、⾼校⽣向けに書かれた(または⾼校⽣にも考えて欲しい)、新書や⽂庫を1冊、取り上げ、参加者で読書体験を共有します。
今回は岩井淳『ヨーロッパ近世史』(ちくま新書、2024)を取り上げます。中世と近代に挟まれた「近世」とは一体どのような時代なのでしょうか。教科書では近代の準備段階という簡単な位置づけに留まっていますが、著者は多様な地域が複雑に絡みあう独自の時代として解釈することを提案しています。著者が重視する「複合国家」という西洋史学の最新の分析概念、研究動向に触れることで、教科書でならう世界史を塗り替えてみましょう。
- 図書は各自、書店や図書館で入手して下さい
- 事前課題にお答え下さい(以下参照)
1. 日時
- 2026年2月28日(土) 13:00-17:00
2. 事前課題
- 提出先:Google Form
- 開催日前日(2月27日(金)23時59分)までに、課題に答えてください
- 当日は、事前課題をもとに、参加者で議論し、紹介文を作成します
3. 会場(対面参加者)
- 金沢大学 角間キャンパス
- 総合教育講義棟 A2講義室
- Google Map
- 公共交通機関(via 北陸鉄道バス)
- バス停(乗り口)
- 金沢駅兼六園口(東口)8番乗り場発 93・94・97金沢大学行き(兼六園下経由)
- バス停(下車):金沢大学中央バス停
- 中央図書館まで徒歩約5分
- 時刻表(北陸鉄道バス 公式サイト)
- バス停(乗り口)
土曜日開催のため、講義棟1階、2階の玄関自動扉の開閉時間は12:45~13:15に限っています。何かありましたら、kariyach@staff.kanazawa-u.ac.jpまでメール下さい



服装の指定はありません。暖かい服装でお越し下さい
4. Zoom(オンライン参加者)
- 接続方法:ZOOM URL
- 接続情報は、Google フォームに登録されたメールアドレスに、当日午前中にお送りします
Ⅱ. 配布資料
Ⅲ. セミナー後アンケート
- 提出先:Google Forms
- セミナーの翌日(3月1日(日)23時59分)までに回答下さい
Ⅳ. 連絡先
- 担当講師(苅谷):
- メールアドレス:kariyach@staff.kanazawa-u.ac.jp
- 研究室直通:076-264-5814(セミナー開催中は会場にいるため対応できません)
- 入試課:076-264-6082(平日開催の場合のみ対応できます )
- 当日、体調不良などで急きょ、参加できなくなった場合は、簡単で結構ですので、上記のメールアドレスに連絡下さい
Ⅴ. 紹介文
あなたは韓国や北朝鮮のトップが日本の天皇も兼任するとなると受け入れられるだろうか?本書は、ヨーロッパにおける宗教改革からフランス革命までの近世とはどのような時代なのかを複合国家という観点から考察する著作である。明治維新後から言語や文化を統一して均一化を求めた日本とは違い、異なる地域の多様性を受け入れ共存するのが複合国家だ。代表的な複合国家としてイギリスがある。イギリスでは当初イングランドとアイルランドは敵対していたが王国昇格法によって二つの国を一人の王が兼ねることとなった。国民国家の日本では考えにくいことだが、複合国家であるからこそできたことである。本書では、このように複合国家に注目することで、別の視点を得て歴史を読み取られる。 激動のヨーロッパ史を体系的に読み解く本書は、ヨーロッパ史を学ぶ人にとってはとても興味深いものと言えるだろう。また、これまでのヨーロッパ史を教科書と異なる視点から観察できる点では歴史書としての魅力もあるだろう。 著者はヨーロッパ近世を中世から近代への単なる過渡期とは見なさず、独自の時代として解釈しており、様々な視点から近世史を読み解といていった。著者は本書で歴史を多角的な視点で読み解き、考える大切さを伝える意図があると考えた。 本書はヨーロッパ近世を独立した特徴を持つものとし、時代の意味を考えさせてくれる。歴史的事実だけを述べるのはなくこれらがどう絡み合って近世ヨーロッパの秩序をつくったかが立体的に説明され歴史を深く理解できるところに惹きつけられる。読者にとっても、高校の授業では詳しく語られないヨーロッパ史について理解を深め、異なる国の視点や研究者たちの様々な考えをもとに歴史を再解釈するきっかけとなるだろう。
Ⅵ. その他
- このプログラムは金沢大学KUGS高大接続プログラム(大学での学び)の対象です
- 特別入試に興味がある方は公式サイトをご覧下さい